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vol.994

生鮮スルメイカ 7月5割減1240トン

8月も漁低調続く見通し

 7月の全国主要港水揚量(速報値)は前年同月比5割減の1239トン。うち、水揚量が最多の金沢は24%減の718トンだった。新潟が7割減の68トン、青森県八戸が22トン、山形県酒田が20トンと昨年200トンを超え全体をけん引した3港がいずれも9割減だった。
 日本海側は新潟や酒田などに水揚げする北陸・能登半島以北の群れが薄く、サイズも小さい。親魚の産卵時期が遅れたことなどが要因と考えられ、金沢、新潟の水揚げサイズは5割が1尾200グラム前後、4割が1尾160〜170グラムであった。
 太平洋側は青森県の八戸、三沢などに水揚げ。三沢の水揚げサイズは200グラム前後が4割、160〜170グラムが4割強だった。
 8月以降も厳しい水揚げ状況が続きそうだ。1〜5日の水揚量は前年同期比24%減の199トンにとどまった。太平洋側は青森県、北海道東が水揚げの中心になるが、沿岸の漁模様は厳しく、低調に推移すると予想する。サイズは160〜200グラムが減り、250グラム前後が増える見込み。

   (みなと新聞取材)
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