生鮮マイワシがこの時期では珍しく好漁だ。
全国主要漁港の1月1〜30日の生鮮マイワシ水揚量は前年同期比92%増の
2万8360トン。北部太平洋巻網による漁が順調に推移した。
北部太平洋巻網による漁場は、主に太平洋の茨城・日立沖―千葉・犬吠埼にできている。
主要水揚げ港の千葉県銚子における1月1〜30日の水揚量は、前年同期比72%増となる
1万8068トン。1〜2月の北部太平洋巻網による漁は例年サバ類が主体となるが、
今年は1月中旬ごろからマイワシの水揚げが主体に。同港におけるサバ類(マサバ、ゴマサバ含む)の
1月1〜30日の水揚量は、前年の2割ほどにとどまった。
マイワシは近年資源が増加傾向。水産研究・教育機構が発表した2019年度の
マイワシ太平洋系群の資源評価は「中位・増加」だった。
巻網物は1尾40〜60グラム、16〜18センチほどの小中羽サイズが主体。
銚子の他、宮城・石巻や岩手・大船渡が主な水揚げ地となっている。石巻では
1月1〜30日、巻網物を中心に前年同期比91%増の2355トン、大船渡では
棒受網物主体で、前年同期に比べ4倍近い2279トンの水揚げがあった。
*詳細な数値は本サイト「おさかなひろば」にてご覧ください。新しいデータの更新により
数値が異なる場合がありますので予めご了承ください。