山陰沖でブリ類の水揚げがまとまっている。全国主要漁港の1〜23日の水揚量は
前年同期比2・1倍の2854トン。うち、鳥取県境港が6割増の1222トンと全体の4割を占めた。
境港には昨年12月中旬からコンスタントな水揚げが続く。大型が目立ち、1月下旬は同港に水揚げした
ブリ類の半分以上が1尾10キロ台だった。
漁場は山口県見島沖など山陰沖が中心。境港、長崎、松浦が主力水揚げ港でまき網物が中心だ。
年明けから太平洋側の房総沖も単発的に水揚げされているが、1〜3キロのイナダサイズが主体。
東京・豊洲市場の入荷もブリが鳥取、島根産中心、イナダ、ワラサが千葉産中心となっている。
境港の水揚げは2月ごろまで続くと考えられ、3月以降は例年通り産卵のため東シナ海へ南下する見通し。
好漁が続いている分、春の水揚量も期待ができそうだ。
2019年12月の全国主要漁港のブリの総水揚量は前年同月比1・9倍の6243・9トンを記録。
境港や千葉県銚子、長崎で漁がまとまり、低調だった前年を上回った。
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