今年の生鮮マイワシ水揚量が過去5年で最高になった。
11月末までの全国主要港の水揚量は47万6198トン。
2017年の41万3000トンを既に超え、平年(過去5年の平均)より68%多い。
11月は水揚げが落ち込んだが、12月に入り岩手・大船渡港を中心に水揚げが回復、好漁が続いた。
12月1〜19日の水揚量は3821トン。8日以降、大船渡港では日量200トン以上の水揚げがコンスタントに続き、
400トンを超える日もあった。18年12月の水揚量(5656トン)到達に向け順調に数量が積み上がった。
20日時点の中心漁場は大船渡沖で、親潮が差し込んだことで水温が低下し、マイワシが集まった。
棒受網物が主体で、サイズは80〜90グラムが主体。一部150グラムも混じり脂のりも良好。
その他、岩手県宮古、釜石の定置にも多くみられた。
年明けにかけ魚群は徐々に千葉・房総沖まで南下、巻網漁が中心になるが、巻網船は1〜2月にかけてサバを狙うことから、
マイワシの水揚げは3月以降が中心となりそうだ。(12/21現在)
*詳細な数値は本サイト「おさかなひろば」にてご覧ください。新しいデータの更新により
数値が異なる場合がありますので予めご了承ください。