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vol.895

生鮮ブリ類 年間5万t割れの可能性

サバ漁集中でまき網低調

 年内のブリ漁は低調に終わりそうだ。11月の全国主要港の生鮮ブリ類水揚げ量は4612t。 水揚げが少なかった前年同月と比べると45.7%増だが、過去5年平均と比べると39%少ない。
小型サイズが多い上に、三陸沖のまき網漁がサバ狙いに切り替わったことが考えられる。 主漁場は三陸沖と山陰沖・京都沖で北海道から南下した大型の1尾8〜10kgサイズは富山、 佐渡など北陸方面で群れており、他の地域は1尾3〜4kgのイナダが水揚げの中心。
大型サイズは獲れなかったが、なかなかまとまらなかったサバ漁の代替で漁獲していた模様だ。

 11月の水揚げは島根県境港のまき網物、岩手県宮古、大船渡、宮城県石巻の定置物がメインであった。 12月も漁は上向かず、1〜6日の累計水揚げ量も200tに満たず、今後も主漁場は変わらない見通し。サバ漁が途切れない限り水揚げは増えない見込みだ。
 全国主要港1〜11月の累計水揚げ量は4万3861tであり、今年の年間水揚げ量は5万tを切る可能性が高い。
*詳細な数値は本サイト「おさかなひろば」にてご覧ください。新しいデータの更新により 数値が異なる場合がありますので予めご了承ください。

   (流通情報G)
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