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vol.894

生鮮スルメイカ 南下遅れ11月漁まとまる

27日 5割増4100t

 スルメイカの水揚げが散発的だが、北海道・羅臼を中心にまとまりつつある。
11月1〜27日の全国主要漁港の生鮮スルメイカ水揚げ量は4134.2tと、前年同月(2770.5t)を5割超えた。 今期は高水温で群れの南下が遅く、序盤から水揚げは振るわなかったが、水温の低下に伴い群れが南下したと考えられる。
 羅臼での水揚げは例年10月が最盛期だが、今期は11月中旬に群れが出現、11〜20日のうち8日間で1398tの定置網物を水揚げした。群れが少ないため短期集中になり、ピークがずれ込んだ。
その後は低調に推移すると見込まれる。
 また、稚内でも秋まで漁がまとまらなかったが、11月に入りようやく例年並みの数量がまとまった。
 下旬時点の主力は稚内と青森県八戸の釣り物で、サイズは1箱20尾入りの大型が主体。一方、日本海沖合で操業する 冷凍物は40尾入り小型サイズが主体となっている。
 今後は、北海道近海での水揚げが1月上旬まで続き、産卵場の九州へ向かって南下することから12月〜来年2月は山口や長崎の小型船が漁獲するとみられる。
*詳細な数値は本サイト「おさかなひろば」にてご覧ください。新しいデータの更新により 数値が異なる場合がありますので予めご了承ください。

   (流通情報G)
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