生鮮サバ類(マサバ・ゴマサバ含)の水揚げが低調である。1~14日の全国主要港における
生鮮サバ類の水揚げ量は前年同期比52%減の2,036.7tだった。
11月初旬までは道東から三陸沖の海水温が例年比2~3度高く、群れが沿岸に寄りつかなかった。
中旬に入りようやく青森・八戸沖に冷海水を運ぶ親潮が流入、海水温が低下し漁場が形成された。
八戸港では11日に旋網で418.6tが揚がり、資源量が多いことに加え、親潮が強くなり海況面も好転してきた
ことから漁が期待できる可能性がある。この日の水揚げ主体は旋網のマサバで、中心のサイズは200~300gの1~2歳魚、
一部400~600gの3歳魚も混じるが、前年に比べ魚体はやや小ぶりで、大型サイズは沖合にいると予想される。
その他、九州・対馬沖や山陰・隠岐諸島、五島列島周辺では、輸出用や飼料向けのローソクサイズの旋網マサバの水揚げが進む。
サイズは小さく、100~250gが主体。これら地域のサイズも例年と比べやや小さい。
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