全国主要港における生鮮マアジ10月の水揚げ量は前年同月比42%減の3,293tだった。
1月からの累計水揚げ量でみると、前年同期比91%の64,722tと前年を下回った。
主漁場の対馬沖や九州西沖の男女群島周辺での群れが薄く、かつ操業する旋網
船数が少なかったことが考えられる。主要水揚げ港である松浦・長崎は、2港合わせて
1,977t。特に水揚げが少なかった前年同月と比べると5割ほど多いが、2017年同月の
半分程度にとどまっている。
九州周辺で水揚げが芳しない年は日本海側で好調な場合が多いが、10月は日本海側の
水揚げも不振。鳥取県境港の同月水揚げ量は、前年同月比42%減の369t。各地でかなり
低調な水揚げが続いている。
魚体サイズは松浦・長崎で100〜150gが主体、日によっては300〜400gのような特大サイ
ズの水揚げもみられた。
今後、大中旋網船の漁獲主体はアジからサバに切り替わる見通し。マアジの水揚げは徐々
に減少すると見込まれる。
*詳細な数値は本サイト「おさかなひろば」にてご覧ください。新しいデータの更新により
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