7月13日(土)に開催された「第8回福島県漁業の今と試食会」(主催:福島県漁連)に行ってきました。
会場は、築地場外市場の「築地魚河岸スタジオ」(築地魚河岸海幸橋棟3階)です。2017(平成29)年3月から開催されている
このイベントは、原子力発電所の事故に起因する福島県水産物への風評被害の払拭と、「福島の漁業の今」を実際に旬の
水産物を食べながら知ってもらうことを目的とするものです。毎回、福島県の誇る「常磐もの」のヒラメ、カツオ、サンマ、
ホッキ貝、アナゴ、コウナゴ、メヒカリ、スズキなどから、そのときの旬の水産物が、元築地仲卸である一流料理人監修
のもとで調理され、来場者に試食提供されています。
今回は、スズキのバター焼き、カツオたたき、ホッキ飯が提供されました。毎回用意した1,000食ほどがすべて品切れになっているそうですが、
今回も筆者が訪れた10時過ぎには、いままでになかったほどの行列ができており、関心の高さがうかがえました。築地場外市場には、外国人
観光客が多いことはよく知られていますが、このイベントにも大勢の外国人を呼び込むために英語での案内がされており、来場者が記入する
アンケート用紙も英語バージョンが用意されていることも特徴です。
試食提供のほかには、地域ブランド「常磐もの」のPRや、漁業復興に向けた取組(試験操業や厳格な放射能検査)などが掲示されておりました。
築地魚河岸1階の仲卸店舗では、今回提供されたた3魚種を含む「常磐もの」が販売されており、
試食後に、丸のさかなを見て購入できるようになっていることも含めて、このイベントの良さだと思います。