7月1日に、今季初めてカツオ竿釣り船が気仙沼へ入港しました。
宮崎船籍の3隻で合わせて25トンあまり。うち2隻の17トンは新口の水揚げでした。
5月中旬のまき網船以来、約1.5ヶ月ぶりのカツオ水揚げに、気仙沼では歓迎と安堵の声がありました。
サイズは1.5~2下の小サイズ主体ですが、大サイズではキロ2,000円の高値がつきました。
長期間にわたり漁場の中心は三重から静岡県沖近辺にありましたが、近海竿釣り船が、19トン沿岸船中心に混み合う漁場を避け、
茨城沖40~200海里付近を探索し群れを見つけたようです。
JAFIC気仙沼駐在所による漁労長への聞き取りによると、
「群れは非常に薄い。すぐに好転する様子はなく、次にいつ気仙沼には入れるのか不安がある」との話でした。
例年と違う漁場形成やカタクチイワシの餌供給問題など不安はありますが、気仙沼ではとりあえずの安堵とともに、
生鮮カツオ23年連続日本一に向けて期待感が高まっています。