2018 年10 月の中西部日本海〜東シナ海のマサバ水揚量は7,479 トンであり、前年同期(3,676 トン)の2.0 倍であった。特に境港で1,450 トン(前年3.3 倍)、松浦で3,471 トン(前年3.4倍)と、前年を大きく上回った(表1)。
対馬海域で今年10 月にまき網によって漁獲され、松浦港に水揚されたマサバの体長組成は上旬では30〜34cm(1歳)が主体であり。25〜29cm(0 歳)も水揚された(図1)。中旬では30〜32cm(1 歳)が主体であった(図2)。対馬海域では今年1〜2 月に25〜29cm(0 歳)が多く漁獲され、成長し、10 月に30cm(1 歳)で漁獲されたと考えられる。
九州西方で今年10 月上旬にまき網によって漁獲され、松浦港に水揚されたマサバの体長組成は25cm と30cm にピークのある二峰型であった。前年同期は22〜24cm にピークのある単峰型で今年とは組成が異なっていた(図3)。10 月下旬に水揚されたものの体長組成は23〜25cm が主体であり、上旬と少し組成が変化していた。前年同期では30〜31cm にピークが見られた(図4)