北海道の秋鮭定置網漁は好調で、9月29日現在で48,805トンを記録。
平成21年の61,002トンには及ばないものの、平成20年の46,890トン、
平成22年の44,416トンを並の水準で、不漁だった23年の36,134トンと
24年の36,782トンを1万トン以上超えている。
水揚げがまとまり始めたのは9月18日頃からで1日3千トン台の水揚げがみれら、23日には
休み明けということで5千300トンと今期最高を記録した。ようやく盛漁期の活況を呈した。
北海道の秋鮭漁のピークは9月下旬で、昨年と一昨年は10月上旬にずれ込んだ。
9月下旬と10月上旬だけで漁期の約半分の水揚げを占めるが、徐々に水揚げを減らしながら
漁期は11月末まで続く。
今年の魚体は、雌で3.1kg、雄で3.4kgでスタートした。昨年は雄雌とも例年より若い魚が多かった ことから平均体重では1割小さかったが、今年は22・23年並の組成に戻った。価格も9月下旬に入ると水揚げがまとまったことから雄雌ともキロ100円近く下げた。
平成21年は15万トンで並漁であったが、平成24年は10万トンを割り込む9万9千トンで、
20年・23年は11万トン、22年は12万トンであった。今年は22年並の水準に届くか
注目される。