トピックス

トピックス一覧
最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.788

北海道秋サケ低調なまま終了漁へ

 北海道の秋サケ低調なまま終漁へ 北海道の秋サケ漁は8月下旬にスタートしたが、水揚げが低調なまま終盤を迎えている。今年の11月12日現在の北海道の累計水揚量は、97,509トンで、不漁だった昨年の107,551トンと比べ、9%も下回っている。北海道の漁期は今月末までで、残すところ約半月。1日あたりの漁獲量は数十トンから500トンと、ぎりぎり十万トンに届くかどうか瀬戸際だ。

 北海道の水揚げのピークは、年によって異なるが9月下旬もしくは10月上旬に迎える。今年は昨年同様に、10月上旬がピークを迎えたものの2万6千トンで、豊漁年だった2007年の4万8千トンに比べ、約半分の水準に留めた。水揚価格は標津のメスのBで880〜850円で、昨年の785〜775円より100円高い。

 今年の11月12日現在の管内別の水揚量は、合計97,509トンで、北見(オホーツク海、ウトロ〜網走〜常呂〜紋別〜雄武など)が約48%と半分を占め、根室(根室〜標津〜羅臼など)が24%と継ぐ。オホーツク海の漁獲割合がここ数年高いのが特徴。

 北海道の漁獲量の過去最高が平成15年の21万5千トンで、16年の19万4千トンと続く。近年で中水準だったのは13年の16万2千トン、14年の15万9千トン、17年の17万2千トン、18年の16万3千トン、19年の15万7千トン、21年の15万1千トンの6年。逆に低水準だったのは20年の11万5千トン、22年の12万3千トン、23年の11万トンの3ケ年で、今年はこれをさらに下回る可能性が高い。

このページのトップへ