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vol.783

サンマ漁低調なスタート

  今年のサンマ漁が始まって早くも1ヶ月経つが、極めて低調な漁模様だ。7月8日に流し網が解禁になり、9日に以降、しばらくは、道東4港併せて1日あたり10〜20トンの水揚げがあった。その後、5トン未満棒受網、10トン未満棒受網がそれぞれ解禁になっても水揚げが伸びず、7月下旬以降は1トン前後から数十kgしかない日も多い。このように低調な漁況であることから休漁する船も多い。

  160g級の大型魚だと浜値もキロ6千円、150g級でもキロ5千円と初漁期の値段だ(8月4日)。全さんま所属の10〜20トン未満小型棒受船が8月2日に解禁になり、ロシア水域で操業したことから、6日には道東4港に54隻が今期最高の305トンを水揚げした。しかし、漁獲物はジャミが30%、小型魚が35%、中型魚が30%、大型魚は3〜5%と組成が悪く、大型魚こそキロ3千円以上したものの、ジャミだとキロ21円とミール向けの値段であった。

  8月7日も、先週並みの道東4港併せて63kgしか水揚げなかった。約一週間後の15日に50トン以上の大型棒受網船が解禁になり全船出揃うが、水揚げが本格化するまではしばらく時間がかかりそうだ。

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