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vol.761

境港でスルメの大漁続く

 境港のスルメイカ漁は、年明け後、好調な水揚げが続いている。特にまき網が好調で、初漁の1月5日はまき網が182トン、釣り6.1トン、隠岐定置網が6.7トンを記録した。その後、まき網は数トン〜数十トン〜100トン台で推移。今週に入ると連日まとまり、まき網は2月8日の129トン、9日の363トン、10日の314トンと2日続けて300トンを超えた。

 中小型いか釣り船の水揚げも、ここ数日は発泡3千〜7千箱台とまとまっている。

 2月10日現在の生鮮スルメイカの累計水揚量は、まき網1413トン、中小釣り280.8トン、小釣り61.9トン、隠岐定置102.9トンの計1800トンを記録。 07年の1〜2月累計は2230トン、08年の1〜2月累計は1880トンあったものの、09年は710トン、10年は120トンとここ2年低調で、この時期としては久々の好漁。

 中小釣り船の入港隻数も1月中は、2〜8隻で、平均水揚げ箱数も100〜200ケースだったが、ここ数日は15隻に増え、8〜9日は600ケースを超え、活況を呈した。1〜2月中は境港のいか釣船の水揚げは県内船のみで、端境期を迎える3月から県外船も水揚げが始まる。

 今年の夏は猛暑により、表面水温が高く、沖合の中型凍結船の漁は不漁に見まわれ、10〜11月の羅臼の好漁に続き、境港でも南下が例年より遅れての好漁となった。珍味向けの原料不足も叫ばれる中、初夏に始まる日本海の新漁は、どのようになるだろうか。

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