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最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.760

恵方巻き

 2月3日は節分。恵方巻きも東京を始め、関東でも既に定着した。関東でもコンビニで7〜8年位前から売られ始めたが、スーパ−マーケットを始め、持ち帰り寿司でも販売するようになった。恵方巻き(丸かぶり寿司)は、ご存知のように元々は関西の節分の行事で、海苔の販売促進の為に始まったという説も。今では回転寿司のほか、普通の寿司屋でも売るようになり、マーケットは確実に広がり、販売促進に重要な年中行事に成長した。

 今年のスーパーをみると、定番は1本400〜600円位で、高価格帯は900〜1800円というものも。具は縁起を担ぎ7〜8種が多く、ネギトロだけ、焼き穴子だけという単品も。昨年位から増え始めたのが、トンカツ巻きや牛肉時雨れ巻きという肉系で、今年は扱う店が増えたように思う。マグロの解体ショーならぬ、恵方巻きも実演販売をしながら売る店もあった。今年の特徴として、清水寺や佐野厄除大師や築地の波除神社といった著名な神社や寺で祈祷した海苔を使ったものが目立ったこと。

 銀座の某デパートの地下のお惣菜売り場では、恵方巻きフェアをやっていた。野菜専門店は生の野菜をスティック状にして数種類巻いたものを、豆腐・湯葉専門店は海苔を巻いた恵方巻きの上に湯葉を巻いた変り種も。同じデパート内の鮮魚店では、生の本マグロの大トロ・中トロ・ネギトロを使用したものが各ハーフ計3本で1980円で、他の恵方巻きも含め、生の本マグロ入りが売り文句。

 隣りの新装開店したデパートの地下の鮮魚店では1200円のが定番のようで、19時半頃行ったら、この1時間で150本売れたとのことで、次から次から運ばれてくる。その隣りでは直径15cm位で長さ20cm位の巨大な恵方巻きを2980円で売っていた。具は生の本マグロや焼き穴子1本やらで、ご飯もドンブリ1杯は使用しているのではないか。当然、口に入るサイズではなく、ちびちびかじるか、切って食べるのだろうか。これも20〜30本は売れたようだ。テレビでは1本1万円というのもあったようだ。来年はどのような恵方巻きが登場するだろうか。

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