横浜市中央卸売市場本場では、毎月、第1・第3土曜日(午前9〜11時)に魚食普及活動の一環として、一般消費者と市場の地域交流事業、「ハマの市場を楽しもう」を実施しています。
今回、おさかなひろばの調査員も参加させて頂きました。
この日はTVK(テレビ神奈川)のロケが入ってましたので、まもなく放映されるのではないでしょうか。以前フジテレビで放映した直後には、なんと3千人も来たそうです。
横浜市中央卸売市場本場は、横浜市内の中心部にあり、JR横浜駅から徒歩15〜20分と至近です。市場から5分も歩くと、高層マンション群が現れ、突然景色が変わります。
市場の対岸は「みなとみらい地区」。ランドマークタワーやクイーンズスクエアが見えるほか、横浜駅前の「そごう」もビル越しに見えます。
この地域交流事業は、お魚マイスターが中心になって毎回開催。この日は、先着300人のおでんの試食やお魚マイスターによる秋サケのさばき方教室や、参加者が市場のプロに手ほどきを受けながらアジを三枚おろす体験型のイベントも行われました。
普段、一般消費者は仲卸売場で買えませんが、この日だけは仕入れ体験として購入できることから、新鮮な魚介類を市価よりも格安な値段でまとめ買いする参加者も多数いました。
毎回人気なのは、お魚マイスターの資格を持つ荷受担当者の解説付きの、市場探検ツアー。
発泡容器の処理施設や-45℃の超低温の冷蔵庫も体験できるほか、活魚施設や低温売場や鮪のセリ場など、普段はなかなか入れないところもこのツアーでは入ることができます。
鮪の超低温冷蔵庫は鮪の色が変色しないよう-45℃と低く、この日が外気が30℃だったので、その差はなんと75℃。
眼鏡をかけて入って外に出てくると霜がついて真っ白く、なかなか霜が取れません。鮪になった気分で、これも貴重な体験。
マグロの仲卸店舗ではマグロの解体・販売も。この日もマグロは蓄養のインドマグロ(南マグロ)で、まず、目方当てクイズが。敬老の日近くということで65歳以上の人4人に中落ち・カマが優先的にプレゼント。
本題のクイズは15人位が参加し、60kg以上と答えた人が多かったものの、実際は 48kg。45〜52kgと答えた人5人に中落ち等をプレゼント。見た目は大きく感じるもので、難しいものです。
鮪をさばく包丁は1m近くあり、これを持ち歩くと銃刀法違反になるそうで、購入するにも資格がいるとのこと。鮪用の包丁2本を使い分け、鮪をさばくのはやはりプロの技です。
仲卸業者の人が、鮪用包丁で鮪を一緒に卸そうと、3〜4歳の子を誘うと一人の子は怖くて泣き始めましたが、もう一人の子は仲卸の人と一緒に真剣になって卸してました。なかなか、度胸が据わったものです。おまけに卸したてもマグロを食べさせてもらっていました。
次回の「市場探検隊ツアー」は10月2日です。お近くの方は参加されてみてはいかがでしょうか。