今年のサンマ漁もいよいよ終盤を迎えている。最近の漁場は銚子沿岸のみということで半分以上が、銚子に水揚げされている。魚体は大型魚は先週末からなくなり、130g前後の中型魚が0〜1〜2割に、30〜40gの小型魚・ジャミが8〜10割となっている。
全さんまの11月末の今期累計は273,705トンで昨年の291,491トンより6%減、漁期の平均単価は73.3円/kgで、昨年の74.7円/kgより2%安。水揚金額は200億5千万円で昨年の217億8千万円より8%減。今期の残枠は生食用が2万数千トンで、ミール枠は5万9千トン。
昨年は過去最高の5万7千トン輸出があり、今年は10月までで4万3千トン(昨年同期3万7千トン)で17%増と、今のところ昨年を上回るペース。9〜10月の輸出相場は66〜67円で、円高で輸出環境は悪いものの、昨年の同時期の77〜80円より15%安となっている。10月は5500トン輸出があり、韓国2860トン、ベトナム1084トン、タイ786トン。本年10月までの累計ではタイ1万1千トン、韓国1万600トン、中国7千トン。