この時期になると魚介類の汁物、鍋物が美味しい。じゃっぱ汁、たち(たつ)の鍋、かじか汁、どんこ汁、ごっこ汁。いくらでも頭に浮かぶ。
『たち』は真鱈の白子で、鮮度の良い物は酢の物でも美味しい。たちは毎日食べても飽きないので、出張中の3日間は、飲み屋のメニューに載っていると必ず頼んでいた。
魚卵・内臓系はどれもこの時期美味しく食べたいけど、痛風持ちにはちょっと危険かも・・・。
『ごっこ(ホテイウオ)』は道南を代表する魚で、道内ではこの時期定番の魚。関東では『どんこ(エゾイソアイナメ)』に比べると、知名度があまりなかったかもしれないけど、テレビの旅番組等で徐々に知名度アップ。
『ごっこ』は真ん丸い風船のような形の魚で、お腹には鰭が変化した吸盤を持つ、愛嬌のある魚。
鮭や柳葉魚同様に、値段は雌の方が卵があるので雄より高い。ごっこ汁は、ごっこの身・卵・肝に、豆腐・野菜も加え、昆布出汁ベースに醤油で煮るのが一般的な料理法。そんな『ごっこ』のグッズを、函館のお土産物屋さんや回転寿司で見つけました。
さかなクンのハコフグの帽子を連想しますが、Tシャツ、ぬいぐるみ、マフラー、キーホルダー、ティッシュカバー、トイレットペーパーのホルダーやら、アイテムは10種類近くあるのでは。
お腹に吸盤を付けて、車の窓にも付けられるタイプは実際の「ごっこ」をそっくり。でも、Tシャツはちょっとわかりづらいですね。
青森の、本物の干したナマコを使った携帯用ストラップは、マスコミにもいろいろ取り上げられ、かわいいと評判で品切れになったそうです。この「ごっこ」も人気に火がつくでしょうか。