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vol.702

目黒のサンマ祭り

 秋の風物詩、第14回目黒のさんま祭りが、9月6日(日)に開催された。落語「目黒のさんま」にちなんだもので、品川区目黒駅前商店街振興組合の主催。岩手県宮古港で水揚げされた新鮮なサンマが6千匹用意され、徳島県神山町の芳醇すだち1万個、大根おろしは栃木県高林の大根、東京のべったら漬けも用意され、炭で焼いたサンマに添えられた。

今年は4時間待ち

 サンマの無料配布は朝10時から始まったが、先頭の人は早朝6時から並んでいたようだ。筆者が目黒駅に着いたのが9時15分頃で、列の最後に辿り着いたのは9時半。今年は早く着いたので、早く食べられるのかと思いきや、列の最後は駅をぐるっと廻って先頭から1km先の労働基準局付近で、なんと去年と同じ場所。警備員のおじさんの話だと確か2千人付近。去年は11時頃に並び始めて2時間半待ちだったが、今年は9時半に並んで、サンマにありつけたのは13時半過ぎなので4時間待ち。先頭の人も4時間待ちで、10時15分頃に並んだ人もサンマにありつけたのが14時半なので、大方の人はサンマ1匹の為に4時間待ちだったようだ。1匹100円で買えるのに4時間待ち・・・とため息混じりの会話があちらこちらから聞こえてきた。

焼く人はゴーグル

 行列待ちの人を見ていると、今売れているという民主党関連本を読む人、グルメ雑誌を読みながらビールを呑んでいる女の人とまちまちで、結構お年をめした方もずいぶん並んでいた。列に横入りしたおばちゃんがいたが、「こっちは4時間も並んでるんだから」と並んでいる人に閉め出されてた。待つ方も大変だが、焼く人も炎天下の中、炭を使って暑いは煙いはで大変そうだ。配布終了予定は14時までだが、列は15時半でも続いていたので、今年は相当スローペースだったのでは。

今後の都内のサンマ祭りの予定

 今後都内で開催されるさんま祭りは、目黒区側のさんま祭りが9月20日(日)に田道広場公園で開催され、宮城県気仙沼港で水揚げされたサンマ5千匹を配布し、こちらは大分県のカボスが添えられる。今年から東京タワーでもさんま祭りが開催され、こちらは9月27日(日)に大船渡港で水揚げされたサンマが、東京タワーにちなみ3333匹配布される。また、目黒駅の隣駅の恵比寿でも、「第4回恵比寿 となりのサンマ祭り」が10月11日(日)に開催される。今後も、各地で長い行列ができそうだ。

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