塩釜では7月中旬に約2年ぶりに巻網本マグロの水揚げがみられた。
そこから約1ヶ月ぶりの17日に81天王丸が金華山の南東の沿岸域で漁獲したものを、運搬船85天王丸で23.2トンを水揚げした。
1口目は22本・4.3トンで、相場は3,760〜2,560〜1,600円/kg、平均体重197kg/本。2口目は181本・18.2トンで、相場は3,260〜2,021〜1,700円/kg、平均体重101kg/本。次品は6本・0.6トンで、相場は1,400〜1,340〜1,200円/kg、平均体重93kg/本。
前回の7月17・18・20日の魚体は160kg級と大きかったものの、脂のノリが今ひとつだったことから相場は平均1,500円前後であったが、日本海・境港の水揚げが7月中でほぼ終漁して巻網物の入荷が切れたことや、塩釜の水揚げが1ヶ月ぶりということもあり、キロあたり500円〜1千円前回よりも高かった。
18日はまき網運搬船2隻が巻網本マグロ65トンを水揚げし、魚体は60〜200kg級だった。うち1隻は前日と同じ81天王丸が漁獲したものを運搬船75天王丸で17.7トン水揚げ。116本・15.6トンで、相場は2,765〜1,558〜750円/kg、平均体重134kg/本。次品は16本・2トンで、相場は800〜614〜400円/kg、平均体重125kg/本。
もう1隻は8大師丸が漁獲したものを運搬船11大師丸で47.7トン水揚げ。377本・45トンで、相場は2,987〜1,224〜750円/kg、平均体重119kg/本。次品は17本・1.8トンで、相場は700〜682〜600円/kg、平均体重108kg/本。18日の水揚げは前日の2倍以上の水揚げがあったことから、早くも下げた。
今朝の築地には塩釜の巻網本マグロの入荷が44本(うち8本残)あり、4,300〜3,030〜2,300円/kgというまずまずの値を付けた。
国内の天然本マグロはほかに北海道物4本で7,200〜5,530〜3,500円、大間等の青森物が15本(うち13本残)で5,500円/kgと3,800円/kgと少なく、海外はボストン、チュニジア、トルコなどから。
一方インドマグロは今日こそ50本と少なかったものの、連日200〜300本の入荷がみられており、2,000〜1,500円/kgの相場が続いている。