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最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.692

梅雨期のエビの状況!

  国内の販売、特に業務筋の売れ口の低迷が続いており、産地との逆ざや状態が解消されず、インポーターも買っていないことやインドの生産の遅れなどもあって、6月の搬入は2万トンをかなり割っているといわれる。しかし、在庫は上述の様な状況で大きく減少とはなっていない模様である。なにしろ国内景気の低迷により、消費マインドの復活につながっていないのが原因。ただブラックタイガーの16/20(1.8キロ入)以上の大型サイズが、割安感も出てきていることもあって関西を中心に引き合いが出てきたことや、量販店で使うようになったこともあって、やや締まり気味になってきている模様。

  ベトナムでは、依然水揚げも遅れ気味であり、価格もインドネシア物とイコールか場合によっては逆転も見られている。また景気の回復状況がはっきりしないが、米国も少しずつではあるがインドネネシア物の大型を買ったり、バナメイ(ランプーン産)も買っており、日本は買い負けているといわれる。今バナメイの良品は、ブラックタイガーと同じ値段になっており、その場合量販店では、ブラックタイガーの方が動くといわれており、現在そのような現象が見られている。ただベトナムの生産も順調になってきており、為替円高もあり、状況に変化が出てきていることもあって、これからは、内需さへ好転すれば期待が膨らむ予想ができそうだ。

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