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vol.680

GW後のエビは?

 GW前の冷凍エビは良く消化されたようだ。
 特に13アンダー(1ポンドあたりの尾数)で13-15サイズ、16-20サイズ、21-25サイズは順調な消化となった。このサイズは量販店サイズで、量販店ベースでの消化が好調だったことを表している。逆に業務筋は相変わらず消化が鈍く、期待はずれの商戦に終わった模様だ。

 また、産地ではおそらく始めてと思われるが、インドネシアのバナメイ養殖池で病気が発生した。まだはっきりと原因は特定されていないが、今年は雨が多く海水濃度が薄くなっていることが原因では?という話もある。
 ただ他の池に病気が移動・蔓延する可能性は低いようで、一安心ではある。

 この病気発生もあってインポーターはタイ地区で手当をしているようだ。タイ地区のバナメイの生育は順調で、これから多くなる可能性も強い。またフィリピン地区では、気温が低く生育が遅れ気味で、オッファーも例年より遅れているのが特徴。またベトナムでは資金不足もあって、例年の半分の池入れと少なく、日本の消化減が影響しているとみている。一方、インドは順調な生育で6月以降が本番となりそうだ。



 現地の浜値はタラカン地区(インドネシア)で10.6ドルまで上昇し、逆ざやとなっており、インポーターは厳しい局面に立たされている。現地ではルピア高もあって、下げられない事情もあるため、産地でも膠着状態が続くと、関係者はみている。

 国内市況も、連休明け以降は動きが鈍っており、下げたいところだが逆ざやもあって下げられない状況になっている。また、ブラックタイガーでは、最近、2千円が大きな壁のように立ちはだかっているとみている関係者も多い。


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