近海鰹一本釣り船は、昨年11月前半に終漁して休漁期間に入り、今年1月後半に出漁した。例年通りに小笠原諸島水域に漁場形成され、航海期間は1週間〜10日間と長い。現在の主漁場はやや西寄りの沖ノ鳥島北東の北緯23度・東経137度付近に形成されている。この漁場では1日1隻あたり最高23トン・平均10トンの漁獲とまずまずで、魚体は特大・大・中主体に一部特々大・小混じり。1航海で20〜40トン程度漁獲した後に、勝浦・御前崎・和具等に入港。一方、伊豆諸島南部の海徳場〜スミスでは操業隻数は少ないものの、キメジが漁獲されており、1日1隻あたり最高5.5トン・平均3.5トン。
御前崎の18日の入港船は1隻で31.2トン・水揚金額646万円・平均価格207円/kg。魚体は特大・大・中主体で3日目と4日目のものが大半で3日目12.3トン・4日目15.4トン。次品を除く相場は特々大390円・特大300〜280円・大280〜250円・大中250〜200円・中250〜200円。
築地の入荷数量は2千〜6千箱と日間差があり、18日の相場は和歌山曳縄物2000〜1000円、宮崎5-3kg物900〜300円、千葉5kg上物350〜300円、千葉5-3kg物500-150円、静岡5kg上物400〜280円、静岡5-3kg物400-200円。