冷凍エビは今年に入って大きな動きがなかったが、8月後半からインドブラックタイガーの下落がみられている。
水揚げが一段落したが、なにしろ米国の買いがまったく進んでいないことが原因といわれている。8月末在庫も7万トン台前半で決して多い訳ではないが、インド産の下落をきっかけに、インドネシア産も含めて一斉に下げ始めた。
浜値もインド産が10ドルを割り9ドル台に落ち、ベトナム等も10ドルに下落している。
産地では従来製品型主体のタイと本年あたりからベトナムもこうした動きを強めつつあり、徐々に現地の状況も変化が見られるようになってきている。
国内消費も7月も相変わらず家計消費(おさかな広場参照)で昨年を下回っており、再度消費も鈍くなっているようだ。ただ、現在の市況は、さすがに底値ともいわれ、量販店も13サイズ、21サイズを決めているといわれ、また大手商社、水産会社等もそろそろ買いに入る兆候もある模様。更には米国、EU、中国等も一時の勢いは失っておりロブスター等に関する売り注文等の話などもポツポツと見られるようになってきている。