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vol.644

第13回目黒のさんま祭り開催

第13回目黒のさんま祭りが9月7日(日)に目黒通りで開催され、約2万人が来場しました。(東京都品川区の目黒駅前商店街振興組合の主催)

岩手県宮古漁港に前日水揚げされたサンマ6千尾が、無料で炭焼きとして振る舞われ、徳島県神山町の豊潤スダチ1万個、栃木県高林から直送された大根の大根おろしに、地元東京のべったら漬けが添えられました。
サンマの調理・配布は東京在住の宮古市出身者を中心に行われ、サンマの焼き手は煙から目を守るためにゴーグルをし、 口にマスクをして完全武装している人もいました。徳島県のスダチ大使3人もかけつけ、スダチの盛りつけを行って いました。

サンマの配布は午前10時からですが早い人は午前6時から並んだようで、午前11時に並んだ時点では先頭から遥か 1.1km付近のハローワーク前で、警備員さんの話によると、例年よりも人の出足が速いようでした。この時点で 3200人目らしく、配布数は6千尾なので余裕はあるのですが警備員さんより3時間待ちとの宣告が。あっちこっちで、 「100円で買えるサンマに3時間待ち・・・」との声も聞かれましたが、並ぶのを諦めた人も一部いましたが ほとんどの人が最後まで並んでましたね。これに懲りて、来週の目黒区側のさんま祭りは「8時から並ぶぞ」と 意気込んでいる人もいました。

午後2時頃にやっとサンマにありつけました。ガスとは違い炭で焼いただけあり、美味しくいただけました。 普段買う機会の少ないスダチに大量の新鮮な大根おろしとの相性もばっちし。並ぶのもたいへんだけど、残暑の中、サンマを長時間焼き続けるのもたいへんだと実感しました。最近100円前後で売られるサンマですが6千人もの人が、 何時間も並ぶというのもある意味すごいことです。消費者の魚離れ(特に焼き魚)も言われますが、サンマというのはやはり季節感がある魚であり、需要を喚起する意味でも、消費者に美味しい食べ方を提供する機会というのも大切だと実感しました。

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