日本海のまき網マグロは開始時期が早く始まった上に、現時点で既に境港での水揚げは過去最高の水揚げ金額を記録した平成17年の26億3千万円を上回り、30億円もみえようかという展開になっている。
一方、日本海のまき網より遙かに歴史が長い北部太平洋海域でのまき網では、現在までただの1本も漁獲されていない。本来であれば盛漁期のこの時期にもかかわらず。このまま不振の内に終わるとすれば、平成年代ではもちろん初めてのことになる。このため、まき網漁船は現在、カツオ主体の操業になっており、燃油高騰のおり、水産・漁業関係者は祈るような気持ちで漁の行方を注視している。