今年もサンマ漁の先陣を切り、道東のサンマ流し網漁船が今朝(8日)出漁した。所属する道東小型さんま漁業協議会によると5トン未満のサンマ棒受網漁船の出漁日は7月15日の全国一斉休漁の関係から16日に、10トン未満のサンマ棒受網漁船はロシア水域に入域しない船は23日に、ロシア水域に入域する船は26日に決まった。なお、許可隻数は流し網540隻、棒受網は5トン未満及び10トン未満が合わせて64隻。
一方、10トン以上の棒受網漁船が所属する「全さんま」によると、20トン未満の小型船の出漁日は昨年同様に8月5日、20〜40トン未満の中型船は昨年同様に8月8日、40トン以上の大型船(実質100トン以上主体)は昨年より1日早い8月18日とのこと。出漁隻数は小型船が80隻(前年91隻)、中型船24隻(同23隻)、大型船58隻(同67隻)と、昨年より全体で19隻・12%減少した。なお、今年のTAC(漁獲可能量)は45万5千トンで昨年のTAC39万6千トン(11月のTAC見直しの前は28万6千トンだった)に比べ、5万9千トンの増枠となった。