境港で今朝(3日)、『夏の風物詩』まき網物のクロマグロが初水揚げがあった。合計1千700本で、サイズは30〜40kg/本主体に大きいものでも60kgと小マグロ主体。近年の境港でのまき網クロマグロの初水揚げは平成19年は6月11日、18年は6月12日、17年は6月17日、16年は27日、11〜15年は7月に入ってからと平成11年以降では最も早い水揚げ。近年の初水揚げの状況は以下のとおり、平成19年:(まき網運搬船1隻、11〜51kg/本、2694本、81トン)、18年:(1隻、42〜254kg/本、224本、19トン)、17年:(1隻、30〜73kg/本、296本、15トン)、16年:(1隻、18〜60kg/本、980本、30トン)。
前月から青森・佐渡・能登等の日本海各地の定置網ではクロマグロのまとまった入網が続くほか、3月後半〜4月前半には九州の五島沖でまき網によりヨコワや小マグロの好漁が続いたほか数日前には済州島沖でも韓国のまき網船も漁獲している。日本海のクロマグロは例年よりも早いペースで北上していると思われる。近年、太平洋側のクロマグロまき網漁の不振もあり、日本海の漁模様は年々注目度が高くなっている。日本海のクロマグロまき網漁はお盆過ぎの8月中〜下旬まで続く。