トピックス

トピックス一覧
最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.628

家計調査:餃子・鰻大幅減

総務省が公表した家計調査報告[二人以上の世帯]−平成20年3月分速報−によると、1世帯当たりの消費支出は312,565円で前年同月比1.6%の減少、前月比2.2%の減少でした。 うち食料の支出は69,194円で前年同月比0.9%の減少で、2ヶ月ぶりの実質減少でした。食料の中で減ったものは、鰻の蒲焼きと冷凍調理食品でやはり中国産鰻の禁止薬物使用問題や中国製冷凍餃子の毒混入問題の影響が大きいものと思われます。

冷凍餃子は冷凍調理食品に含まれ、冷凍調理食品は昨年の1〜3月及び今年の1月は140あったのが、1月末に問題が表面化したことから今年2月には100まで低下し、3月は110まで若干戻しています(上図及び左図参照)。同じく餃子(焼き餃子・蒸餃子等)は昨年の1〜3月及び今年の1月は60あったのが、今年2月には30まで低下し、3月は40まで若干戻しています。一方、鰻蒲焼きは昨年の1〜2月は20から3月は30に増えたのですが、昨年秋に禁止薬物の使用問題が発覚したことから今年1〜3月は10と低迷しています。

支出金額でみると冷凍調理食品は昨年の1〜3月及び今年の1月は400〜430円あったのが、今年2月は300円を割り、3月は330円まで若干戻しました。餃子(焼き餃子・蒸餃子等)は昨年の1〜3月及び今年の1月は200円あったのが、今年2月には100円まで低下し、3月は150円まで戻しました。鰻蒲焼きは昨年の1〜2月は200円から3月は280円に増えたものの、今年1〜3月は130〜150円と低迷しています。これらは国産・中国産を区別していませんので、中国産だけでみた場合、もっと差が大きいと思われます。

家計調査報告(二人以上の世帯)―平成20年3月分速報―

このページのトップへ