当センターが巻網を中心に収集している水揚げデータによると、8月における生鮮天然ブリ類(イナダ、ワラサを含む)の全国主要港水揚量(速報値)は前年同月比62%減の1704トンと大幅に減少した。漁港別で境港(鳥取)が50%増の913トンと増えた一方で、銚子(千葉)が91%減の96トン、大船渡(岩手)が50%減の150トン、石巻(宮城)が58%減の98トンと低調だった。
日本海側のブリ漁については比較的好調、特に隠岐海峡周辺は餌のマイワシやサバが多く、ブリの安定した漁獲が続いた。
その他の主要漁港では山田(岩手)が77%減の55トン、船越(同)が91%減の16トンと激減。九州では松浦(長崎)が27%減の114トン、長崎が86%減の32トンにとどまった。
全体の平均キロ単価は55%高の454円と上昇した。夏は獲れる魚が少なく鮮魚全般で不漁となる中、ブリ類は比較的獲れており値段が良かった。
今後について、近年は日本海の水温が高く、秋以降のブリの南下に影響するか懸念している。
(みなと新聞取材)