8月1~26日の全国主要港での生鮮マイワシの水揚量(速報値)は6306トンだった。前年同期の水揚量は1万9253トンのため、3割程度にとどまる。太平洋系群の資源量が減少し、同海域での水揚げが大幅に減少した可能性がある。東シナ海―日本海に分布する対馬暖流系群の水揚量は、ほぼ前年並み。
1~26日の平均キロ単価は前年の2・4倍となる155円だった。例年漁獲の主体となる太平洋側での著しい不漁、世界的な魚粉価格の高騰を要因に挙げる。
同期間のうち、中型巻網漁が主体の長崎は22・1倍の2014トン、松浦(長崎)は2・1倍の1061トンと前年同月の水揚量を上回る。銚子(千葉)は前年同月が1万5880トンとまとまったが、26日時点では855トンにとどまる。釧路(北海道)などの道東は現時点で水揚げが確認できない。
水産研究・教育機構が発表した長期漁況予報によると、8~12月の太平洋のマイワシ来遊量は、紀伊水道以北では前年を上回るが熊野灘以東では前年を大きく下回る。
(みなと新聞取材)