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2026年09月03日
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vol.1438 記事一覧

7月の概況と8月の見通し

まいわし

まいわしは、まき網では八戸沖、常磐沖、三重~高知県沖、山陰沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。6月中旬に解禁された道東沖のまいわしまき網漁は、8月上旬現在も水揚げのない状況が続いており、常磐沖も前年同月を下回る低調な漁模様が続いている。一方、八戸では7月中旬からまき網による水揚げが始まり、下旬以降はまとまった水揚げがみられた。境港や九州各港でも水揚げがみられたが、前年同月を下回った。また、三陸沿岸の定置網でも漁獲がみられた。

7月上中旬の主要港における水揚量(以下「7月上中旬の水揚量」という。)は6,200トンで、前月から32%減少し、前年同月から84%減少した。価格は159円/kgで、前月の7%高、前年同月の3.2倍であった。

消費地(東京)におけるまいわしの入荷先は、鳥取主体に千葉・宮城・長崎・三重等からであった。7月上中旬の入荷量は前月から31%減少し、前年同月並みであった。価格は前月の4%高、前年同月の17%高であった。

今後、山陰~九州で一定の水揚げが見込まれるものの、道東沖での来遊は依然としてみられず、太平洋側でも低調な漁模様が続いていることから、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

さば類

さば類は、まき網では、八戸沖、常磐沖、静岡~高知沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。漁獲の中心となった山陰沖及び対馬沖では、さば類主体の漁獲がみられ、魚体は、山陰沖は200g台主体、対馬沖は160~420gを中心に幅広くみられた。また、八戸沖では7月下旬からまき網によるさば類の漁獲が始まったほか、三陸沿岸の定置網による漁獲もみられた。

7月上中旬の水揚量は8,400トンで、前月から32%減少し、前年同月から5%増加した。価格は237円/kgで、前月の11%高、前年同月の2.1倍であった。

消費地(東京)におけるさば類の入荷先は、まさばは宮城主体に岩手・千葉・静岡・京都・鳥取等から、ごまさばは宮城主体に千葉・神奈川・三重等からであった。7月上中旬の入荷量は前月から5%減少し、前年同月から9%減少した。価格は前月の14%安、前年同月の22%高であった。

今後も山陰や九州を中心に水揚げが見込まれるものの、夏場にかけて低調に推移するとみられ、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

するめいか

小型いか釣り船は、北海道南、北陸~山陰~九州沖で操業したものの、全般的に低調な漁模様であった。一方、太平洋側では、7月に入ると下北半島~岩手県沿岸で昼いか釣り主体の漁が前年より約半月遅れで始まった。水揚げは中旬以降徐々に増加した。7月下旬には例年どおり八戸沖のまき網漁が解禁となり、するめいかの漁獲がみられ、初水揚げは約100トンであった。また、石巻の小型底曳網や三陸沿岸の定置網による漁獲がみられた。

一方、中型いか釣り船(船凍)は、5月以降太平洋であかいか漁を行っており、一次航海の水揚げが順次行われている。帰港した船の多くは引き続きあかいか漁に向かっていることから、日本海及び三陸沖におけるするめいか操業はみられていない。

7月上中旬の生鮮するめいかの水揚量は230トンで前月から54%減少し、前年同月から70%減少した。価格は888円/kgで、前月の19%高、前年同月の41%高であった。

消費地(東京)におけるするめいかの入荷先は、岩手・石川主体に北海道・青森・宮城・新潟・福井等からであった。7月上中旬の生鮮するめいかの入荷量は前月から38%減少し、前年同月から49%減少した。価格は前月並み、前年同月の28%高であった。

太平洋側では三陸周辺を中心に一定の水揚げが期待されるものの、日本海側の漁模様は依然として低調に推移するとみられる。生鮮物の東京への入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。冷凍物は、入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。

まあじ

まあじは、まき網では常磐沖、静岡~高知県沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。九州西沖及び東シナ海中南部ではまあじ主体の漁獲がみられた。また、少量ではあるものの、三陸沿岸の定置網による漁獲もみられた。

7月上中旬の水揚量は1,200トンで前月から58%減少し、前年同月から43%減少した。価格は453円/kgで、前月の21%高、前年同月の1.6倍であった。

消費地(東京)におけるまあじの入荷先は、中あじは宮城・千葉・石川・三重・山口・長崎・佐賀等、中小あじは千葉・静岡・長崎・鹿児島等、小・豆あじは三重・静岡等からであった。7月上中旬の入荷量は前月から34%減少し、前年同月から22%減少した。価格は前月の33%高、前年同月の42%高であった。

今後も九州を中心とした水揚げが見込まれるものの、夏場にかけて産地の水揚げは低調に推移するとみられ、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

かつお

かつお近海竿釣り船の主漁場は、三陸沖及び太平洋はるか沖合に形成された。三陸沖ではかつお小サイズ主体の漁獲がみられた一方、沖合ではびんなが主体の漁獲が続いた。びんなが漁は例年より遅れて本格化し、7月の水揚げはびんなが主体となった。月末にかけては、びんながから再びかつお狙いに切り替える船もみられた。

また、かつお・まぐろまき網漁の主漁場は、三陸沖に形成され、かつお主体に漁獲された。まき網による気仙沼の7月の水揚量は9,000トンと、前年同月を大きく上回った。

7月上中旬の生鮮かつおの水揚量は7,200トンで前月から26%増加し、前年同月の4.3倍であった。価格は364円/kgで、前月並み、前年同月の32%安であった。

消費地(東京)におけるかつおの入荷は、宮城主体に千葉・神奈川・鹿児島等からであった。7月上中旬の入荷量は前月から31%増加し、前年同月の2.1倍であった。価格は前月の16%安、前年同月の38%安であった。

今後、東北海域へのかつおの来遊が続き、気仙沼をはじめとする東北各港で安定した水揚げが見込まれることから、東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいと見込まれます。

(水産情報部)

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