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2026年07月31日
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vol.1434 記事一覧

5月の概況と6月の見通し

まいわし

まいわしは、まき網では常磐沖、高知県沖、山陰沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。例年どおり6月中旬に道東沖でまいわしまき網が解禁されたものの、魚群がみられず、7月上旬現在も操業のない状況が続いている。銚子では前年同月を下回る低調な漁模様が続いた一方、境港や九州各港の水揚量は前年同月を上回った。魚体は常磐沖で30~70g、山陰沖で60~90g主体であった。また、三陸沿岸や富山湾の定置網でも漁獲がみられた。

6月上中旬の主要港における水揚量(以下「6月上中旬の水揚量」という。)は8,900トンで、前月から29%減少し、前年同月から79%減少した。価格は151円/kgで、前月の23%高、前年同月の4.2倍であった。

消費地(東京)におけるまいわしの入荷先は、鳥取主体に岩手・宮城・石川・三重等からであった。6月上中旬の入荷量は前月から11%増加し、前年同月から36%増加した。価格は前月の5%高、前年同月の5%安であった。

今後、山陰~九州を中心に一定の水揚げが見込まれ、東京への入荷量は横ばいで推移するとみられる。一方、道東まき網での漁獲はみられず、常磐沖でも低調な漁模様が続いていることから、卸売価格は横ばい~やや強含みで推移すると見込まれます。

さば類

さば類は、まき網では、常磐沖、静岡~高知沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。常磐沖では6月も漁獲が続き、銚子の水揚量は前年同月を上回った。山陰沖ではさば類主体、東シナ海ではまあじ・まさば混じりに漁獲され、魚体は、山陰沖は200~300g、対馬沖は200g台主体であった。また、少量ながら、三陸の底曳網や定置網、富山湾の定置網による漁獲もみられた。

6月上中旬の水揚量は12,200トンで、前月から61%増加、前年同月並みであった。価格は213円/kgで、前月の9%高、前年同月の2.2倍であった。

消費地(東京)におけるさば類の入荷先は、まさばは宮城・富山主体に石川・京都・三重等から、ごまさばは千葉主体に宮城・静岡・三重等からであった。6月上中旬の入荷量は前月から8%増加し、前年同月から27%減少した。価格は前月の12%高、前年同月の54%高であった。

夏場にかけて産地の水揚げは低調に推移するとみられ、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

するめいか

小型いか釣船は、北海道南、北陸~山陰~九州沖で操業し、能登半島沖を主体に漁獲したものの、全般的に低調な漁模様であった。6月に入り、函館で水揚げが始まったが、水揚量はごくわずかであった。一方、太平洋側では、石巻の底曳網で6月中旬以降に水揚量が増加したものの、三陸の定置網による漁獲は少量にとどまった。

6月上中旬の生鮮するめいかの水揚量は270トンで前月の1.8倍、前年同月から65%減少した。価格は538円/kgで、前月の36%安、前年同月の20%安であった。

消費地(東京)におけるするめいかの入荷先は、石川主体に宮城・福井・富山等からであった。6月上中旬の生鮮するめいかの入荷量は前月の1.8倍、前年同月から27%減少した。価格は前月並み、前年同月の16%高であった。

今後、夏から秋にかけて水揚量は徐々に増加することが期待されるものの、全国的には低調な漁模様が続くとみられ、生鮮物の東京への入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。冷凍物は、入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。

まあじ

まあじは、まき網では常磐沖、静岡~和歌山県沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。東シナ海では、まあじ・まさば混じりの漁獲がみられ、九州西沖の魚体は120~140g主体であった。また、わずかではあるものの、三陸の底曳網、富山湾の定置網による漁獲がみられた。

6月上中旬の水揚量は2,700トンで前月から40%減少、前年同月から21%減少した。価格は369円/kgで、前月の33%高、前年同月の1.6倍であった。

消費地(東京)におけるまあじの入荷先は、中あじは長崎主体に千葉・石川・静岡・三重・島根・山口・佐賀等、中小あじは三重・佐賀・長崎等、小・豆あじは三重・千葉からであった。6月上中旬の入荷量は前月から13%増加し、前年同月から8%増加した。価格は前月の4%高、前年同月並みであった。

今後も九州を中心とした水揚げがみられるものの、夏場にかけて産地の水揚げは低調に推移するとみられ、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

かつお

かつお近海竿釣り船の主漁場は、6月上旬は伊豆諸島周辺、房総~東北沖に分散して形成され、中旬以降は、常磐~東北沖が主漁場となった。全体ではかつお小サイズ主体に漁獲され、気仙沼を中心に千葉県勝浦、鹿児島等で水揚げされた。

また、かつお・まぐろまき網漁の主漁場は仙台湾沖を中心に形成され、かつお主体に漁獲された。気仙沼を中心に石巻、小名浜等で水揚げされ、各地の水揚量は前年同月を上回った。

漁場の北上に伴い、気仙沼では中旬からまとまった水揚げがみられ、生鮮かつおの累計水揚量は前年実績を上回る水準となった。

6月上中旬の生鮮かつおの水揚量は5,600トンで前月の3.5倍、前年同月の4.7倍であった。価格は371円/kgで、前月の23%安、前年同月の49%安であった。

消費地(東京)におけるかつおの入荷は、宮城主体に福島・千葉・宮崎・鹿児島等からであった。6月上中旬の入荷量は前月から15%増加し、前年同月から47%増加した。価格は前月並み、前年同月の17%安であった。

今後、東北海域の海面水温上昇に伴い、かつおの漁場はさらに北上し、三陸沖が主体となると予想される。東北各港への水揚げが主体となり、水揚量は比較的安定して推移するとみられ、東京への入荷量はやや増加し、卸売価格はやや弱含むと見込まれます。

(水産情報部)

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