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2026年06月26日
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vol.1428 記事一覧

5月の概況と6月の見通し

まいわし

まいわしは、まき網では常磐沖、高知県沖、山陰沖、九州対馬沖、九州西岸(鹿児島)等で漁獲された。例年この時期の主力となる銚子の水揚量は2,100トンと、前月を上回ったものの、引き続き低調に推移した。一方、日本海側では山陰を中心に好調に推移しており、境港では前月に引き続き、まいわし主体に水揚げされた。1日あたり1,000トンを超える水揚げが6日間みられ、魚体は70~90g台主体であった。また、定置網では三陸沿岸のほか、富山湾でもまとまった漁獲がみられた。

5月上中旬の主要港における水揚量(以下「5月上中旬の水揚量」という。)は12,600トンで、前月から17%減少し、前年同月から68%減少した。価格は123円/kgで、前月の21%高、前年同月の2.4倍であった。

消費地(東京)におけるまいわしの入荷先は、鳥取・石川主体に宮城・富山等からであった。5月上中旬の入荷量は前月から38%減少し、前年同月から26%増加した。価格は前月の7%高、前年同月並みであった。

今後、太平洋側では低調に推移する一方、道東沖でまいわし棒受網漁やまき網漁が始まるものの、ミール向け主体と見込まれることから、東京への入荷量は横ばいで推移すると見込まれ、入梅いわしの需要期を迎えることから、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

さば類

さば類は、まき網では、常磐沖、静岡~高知沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(鹿児島)等で漁獲された。山陰沖では、まいわし主体にさば類のまとまった水揚げがみられた。魚体は200~300g台主体であった。一方、対馬沖では、まあじ主体にさば類の漁獲がみられ、松浦を中心に水揚げされた。魚体は200~300g台主体であった。常磐沖は低調ながらも銚子の水揚量は前年同月を上回った。また、少量ではあるものの、三陸の底曳網や定置網、富山湾の定置網による漁獲もみられた。

5月上中旬の水揚量は7,500トンで、前月並み、前年同月から31%増加した。価格は195円/kgで、前月の4%高、前年同月の2倍であった。

消費地(東京)におけるさば類の入荷先は、まさばは千葉主体に富山・新潟等から、ごまさばは千葉主体に三重等からであった。5月上中旬の入荷量は前月から6%減少し、前年同月から18%減少した。価格は前月並み、前年同月の14%高であった。

今後、夏場にかけて産地の水揚げは低調に推移するとみられ、東京への入荷量は横ばいと見込まれ、産卵期に伴う身質の低下もあり、卸売価格は横ばいからやや弱含みで推移すると見込まれます。

するめいか

小型いか釣船は、北陸~山陰~九州沖で操業した。5月に入り、例年どおり能登半島沖で操業が始まり、小型サイズ主体に水揚げされ、低調ながらも前年を上回って推移した。また、少量ではあるものの、三陸の底曳網や定置網、富山湾の定置網による漁獲もみられた。

5月上中旬の生鮮するめいかの水揚量は35トンで前月の6.4倍、前年同月から30%減少した。価格は635円/kgで、前月の9%安、前年同月の18%安であった。

消費地(東京)におけるするめいかの入荷先は、石川・富山主体に福井・三重・山口等からであった。5月上中旬の生鮮するめいかの入荷量は前月の2.1倍、前年同月から9%減少した。価格は前月の14%安、前年同月の6%安であった。

今後、能登半島沖を中心に操業が続くとみられ、資源の不安はあるものの、水揚量は徐々に増加することが期待される。生鮮物の東京への入荷量はやや増加し、全国的に低調な漁模様が続いていることから、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。冷凍物は、入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。

まあじ

まあじは、まき網では静岡~高知県沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(鹿児島)等で漁獲された。対馬沖や東シナ海中南部では、まあじ主体の漁獲がみられ、松浦を中心に九州各地の水揚量は前月を上回った。対馬沖の魚体は、80~100gおよび180~200g主体であった。また、わずかではあるものの、三陸の底曳網、富山湾の定置網による漁獲がみられた。

5月上中旬の水揚量は4,500トンで前月の1.5倍、前年同月から6%増加した。価格は276円/kgで、前月の3%安、前年同月の7%高であった。

消費地(東京)におけるまあじの入荷先は、中あじは鳥取・長崎・福岡主体に千葉・石川・三重・島根・山口・高知・佐賀等、中小あじは高知・三重・鳥取等、小・豆あじは三重主体に千葉・高知等からであった。5月上中旬の入荷量は前月から8%増加し、前年同月から14%増加した。価格は前月の14%安、前年同月の10%安であった。

今後も九州を中心とした水揚げがみられると予想され、東京への入荷量は横ばい、需要期を迎えることから、卸売価格はやや強含みで推移すると見込まれます。

かつお

かつお近海竿釣り船の主漁場は、5月上旬は前月に続き南西諸島周辺に形成され、かつお極小・小サイズ主体に漁獲された。中旬になると全体的に東へ移動し、伊豆諸島周辺に主漁場が形成されたほか、本州東方海域や小笠原諸島周辺にも形成された。魚体は、小サイズ主体から中旬には特大主体へ変化した。千葉県勝浦主体に御前崎、鹿児島に水揚げされたほか、気仙沼では今季初水揚げが例年より半月遅れてみられた。

また、かつお・まぐろまき網漁によるかつおの水揚げは、千葉県勝浦を主体に石巻や銚子でみられた。

5月上中旬の生鮮かつおの水揚量は1,500トンで前月の2倍、前年同月から13%減少した。価格は485円/kgで、前月の34%安、前年同月並みであった。

消費地(東京)におけるかつおの入荷は、千葉主体に三重・愛媛・宮崎・鹿児島等からみられた。5月上中旬の入荷量は前月から22%増加し、前年同月から18%減少した。価格は前月の11%高、前年同月並みであった。

今後、漁場がさらに北上し、常磐沖のかつおの漁獲が主体となると予想される。びんなが主体の漁獲になると、かつおの水揚量には変動が見込まれるものの、東京の入荷量はやや増加し、卸売価格はやや弱含むと見込まれます。

(水産情報部)

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