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2026年04月30日
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vol.1419 記事一覧

3月の概況と4月の見通し

まいわし

まいわしは、まき網では常磐沖、三重県沖、山陰沖、九州対馬沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。例年この時期の主力となる銚子では、3月の水揚量は560トンにとどまり、低調に推移した。境港ではまいわし主体に水揚げされ、1日あたり1,000トンを超える水揚げが11日間みられた。魚体は60~100g主体であった。また、定置網では三陸沿岸のほか、富山湾でもまとまった漁獲がみられた。

3月上中旬の主要港における水揚量(以下「3月上中旬の水揚量」という。)は14,000トンで、前月から16%減少し、前年同月から49%減少した。価格は98円/kgで、前月の26%安、前年同月の1.6倍であった。

消費地(東京)におけるまいわしの入荷先は、石川主体に宮城・富山・鳥取等からであった。3月上中旬の入荷量は前月から36%増加し、前年同月から19%増加した。価格は前月、前年同月並みであった。

常磐沖の漁獲が低調に推移している一方、山陰沖ではまとまった漁獲が継続するとみられ、東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。

さば類

さば類は、まき網では、静岡~高知沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。対馬沖では、前月に引き続きさば類主体に漁獲され、松浦を中心に水揚げされたものの、九州各地の水揚量は前月を下回った。魚体は200g台主体であった。山陰沖では、まいわし主体の漁獲に切り替わったことから、境港のまさばの水揚量は前月を下回った。また、三陸沖では底曳網、三陸沿岸では定置網による漁獲がみられた。

3月上中旬の水揚量は9,900トンで、前月から51%減少し、前年同月から52%増加した。価格は160円/kgで、前月の25%安、前年同月の33%高であった。

消費地(東京)におけるさば類の入荷先は、まさばは千葉主体に三重・長崎等から、ごまさばは千葉主体に三重等からであった。3月上中旬の入荷量は前月から19%減少し、前年同月から26%減少した。価格は前月並み、前年同月の13%高であった。

今後、各地のさば類の水揚げは低調に推移するとみられ、東京への入荷量はやや減少し、産卵の盛期に入り身質が低下することから、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。

するめいか

小型いか釣漁はTAC超過による操業停止が続いている。一方、三陸の底曳網でわずかに水揚げがみられたほか、この時期主力となる富山湾の定置網でも水揚げがみられたものの、低調に推移した。

中型いか釣り船(船凍)によるするめいか漁は2月末で終了し、3月上旬に八戸で今期最後の水揚げが行われた。

3月上中旬の生鮮するめいかの水揚量は13トンで前月から73%減少し、前年同月から77%減少した。価格は868円/kgで、前月の11%安、前年同月の14%安であった。

消費地(東京)におけるするめいかの入荷先は、富山主体に新潟・長崎、活物は静岡主体に新潟等であった。3月上中旬の生鮮するめいかの入荷量は前月、前年同月から18%減少した。価格は前月の4%高、前年同月の6%高であった。

今後も全国的に産地の水揚量が低調な状態が続くとみられ、生鮮物の東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。冷凍物は、入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。

まあじ

まあじは、まき網では三重~高知県沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)・東シナ海中南部、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。各地ともまあじ主体の漁獲はなく、全般的に低調な漁模様となった。また、わずかではあるものの、三陸では底曳網と定置網、富山湾の定置網による漁獲がみられた。

3月上中旬の水揚量は1,200トンで前月から15%増加し、前年同月の2.3倍であった。価格は320円/kgで、前月の6%安、前年同月の21%安であった。

消費地(東京)におけるまあじの入荷先は、中あじは長崎主体に三重・和歌山・高知・佐賀・福岡・鹿児島等、中小あじは千葉・新潟・京都等、小・豆あじは三重主体に和歌山・高知等からであった。3月上中旬の入荷量は前月から11%減少し、前年同月から48%増加した。価格は前月の8%高、前年同月の17%安であった。

今後、産地の水揚量は徐々に増加するとみられ、東京への入荷量は増加し、卸売価格は弱含みで推移すると見込まれます。

かつお

今期のかつお近海竿釣り漁は例年どおり2月上旬から始まった。3月上旬は硫黄島以南の南方海域に主漁場が形成され、かつお中・大サイズを漁獲した。中旬以降は南西諸島周辺や九州東岸・足摺岬沖に移り、極小サイズを主体に漁獲した。千葉県勝浦、鹿児島中心に水揚げされ、全国的に不漁だった前年を上回るスタートとなった。

3月上中旬の生鮮かつおの水揚量は580トンで前月の1.8倍、前年同月の1.6倍であった。価格は522円/kgで、前月の6%安、前年同月の7%安であった。

消費地(東京)におけるかつおの入荷は、愛媛主体に千葉・和歌山・宮崎・鹿児島等からみられた。3月上中旬の入荷量は前月の3.7倍、前年同月から43%増加した。価格は前月の8%高、前年同月の29%安であった。

今後、産地の水揚量が増加すると予想され、東京の入荷量は増加し、卸売価格はやや弱含むと見込まれます。

(水産情報部)

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