3月1~26日までの生鮮釣カツオ水揚量(速報値)は、前年同期比37%増の721トンだった。主要港別水揚量は、鹿児島が54%増の568トン、千葉・房州勝浦が13%増の154トン。同月上旬は硫黄島より南の南方海域が漁場で中や大サイズを漁獲した。中旬からは南西諸島に移り、極小を主体に漁獲している。
鹿児島に水揚げするカツオは漁場が南西諸島周辺で、「今年は極小の来遊が多いもよう」(同)。南西諸島で例年並みに釣れるため、燃油代がかかる遠方海域に向かう必要がなく、しばらく南西諸島で小型魚を主体とした漁が続くとみる。
南方海域で秋の主群は昨年より多く獲れたため、西日本では昨年の不漁のようにならない見込み。東日本は例年よりひと回り小さい個体の割合が増える可能性がある。過去2年と比べ、南方漁に占める1・4キロ以下の極小の割合が多い。
秋の東北沖に来遊するカツオは、春に小笠原諸島、伊豆諸島周辺を北上する。このルートの海面水温がカツオの好適水温かが、今後の動向を予想するポイントになる。今後、伊豆諸島周辺の海面水温上昇の状況や銘柄別の水揚量から、秋の東北沖の来遊状況を予報する予定。
(みなと新聞取材)