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2026年03月25日
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vol.1412 記事一覧

2月の概況と3月の見通し

まいわし

まいわしは、まき網では常磐~銚子沖、愛知~三重県沖、山陰沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。例年この時期主力となる銚子では、まいわし主体の水揚げであったものの、2月の水揚量は6,900トンと前年同月を下回り、低調に推移した。一方、境港でもまいわし主体で、水揚量は10,000トンと前年同月を上回った。銚子に水揚げされたまいわしの魚体は20g台および40~50g主体であった。また、三陸沿岸や富山湾では定置網による漁獲がみられた。

2月上中旬の主要港における水揚量(以下「2月上中旬の水揚量」という。)は17,000トンで、前月の11倍、前年同月から26%減少した。価格は132円/kgで、前月の6%高、前年同月の2倍であった。

消費地(東京)におけるまいわしの入荷先は、岩手・鳥取主体に宮城・千葉・鹿児島等からであった。2月上中旬の入荷量は前月の2.5倍、前年同月から23%減少した。価格は前月の30%安、前年同月の5%高であった。

例年この時期に水揚げの主力となる三陸~常磐沖で低調に推移していることから、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。

さば類

さば類は、まき網では、銚子沖、静岡~高知沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。銚子沖では、まいわし主体の漁獲で、まさばは低調に推移した。一方、山陰沖では、まいわし主体ながらさば類のまとまった漁獲がみられ、境港の2月の水揚量は7,800トンと前月・前年同月を上回った。九州対馬沖では、前月に引き続きまさば主体に漁獲され、松浦を中心に水揚げされた。対馬沖の魚体は200~300g主体であった。また、三陸沖では底曳網による漁獲がみられたほか、三陸沿岸では定置網、伊豆諸島水域ではたもすくい網による漁獲がみられた。

2月上中旬の水揚量は19,800トンで、前月から17%増加し、前年同月から59%増加した。価格は210円/kgで、前月の11%安、前年同月の52%高であった。

消費地(東京)におけるさば類の入荷先は、まさばは千葉・長崎主体に高知等から、ごまさばは千葉主体に静岡・三重・高知等からであった。2月上中旬の入荷量は前月から54%増加し、前年同月から20%減少した。価格は前月の15%安、前年同月並みであった。

今後、東シナ海を中心にさば類の漁獲が続くものの、山陰沖はまいわし主体で、さば類の漁獲は徐々に減少するとみられ、東京への入荷量はやや減少し、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。

するめいか

小型いか釣漁はTAC超過による操業停止が続いている一方で、岩手県の定置網、三陸の底曳網でわずかに水揚げがみられたほか、富山湾の定置網の水揚量が増加した。

中型いか釣り船(船凍)は山陰~対馬沖でするめいか漁を行い、2月末で漁は終了した(3~4月は禁漁期間)。

2月上中旬の生鮮するめいかの水揚量は45トンで前月から75%減少し、前年同月から56%減少した。価格は955円/kgで、前月の25%安、前年同月の4%高であった。

消費地(東京)におけるするめいかの入荷先は、富山主体に岩手・新潟等、活物は千葉・静岡・和歌山・三重等であった。2月上中旬の生鮮するめいかの入荷量は前月から11%増加し、前年同月から62%増加した。価格は前月並み、前年同月の6%安であった。

全国的に産地の水揚量が低調な状態が続くとみられ、生鮮物の東京への入荷量は横ばい、卸売価格はやや強含み横ばいで推移すると見込まれます。冷凍物は、入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。

まあじ

まあじは、まき網では銚子沖、三重~高知県沖、山陰沖、九州対馬沖・西沖(五島沖)、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。九州西沖ではまあじ主体の水揚げがみられたが、漁模様は低調であった。また、三陸では底曳網と定置網によるわずかな漁獲がみられた。

2月上中旬の水揚量は1,000トンで前月から28%増加し、前年同月から36%減少した。価格は338円/kgで、前月の3%高、前年同月の30%高であった。

消費地(東京)におけるまあじの入荷先は、中あじは長崎主体に千葉・鳥取・高知・佐賀・宮崎等、中小あじは鳥取主体に千葉・和歌山・三重・高知、小・豆あじは三重主体に・高知・徳島等からであった。2月上中旬の入荷量は前月から46%増加し、前年同月から4%減少した。価格は前月の25%安、前年同月の11%安であった。

今後も九州を中心に水揚げは続くものの、さば類主体に漁獲されると予想され、東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。

(水産情報部)

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