まいわしは、まき網では常磐沖、銚子沖、愛知県沖、山陰沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。銚子や境港を中心に水揚げがみられたものの、全般的には低調な漁模様となった。銚子に水揚げされたまいわしの魚体は40~70g主体であった。また、三陸沿岸では定置網による漁獲がみられた。
1月上中旬の主要港における水揚量(以下「1月上中旬の水揚量」という。)は1,400トンで、前月から70%減少し、前年同月から95%減少した。価格は124円/kgで、前月の26%高、前年同月の2.5倍であった。
消費地(東京)におけるまいわしの入荷先は、千葉主体に北海道・岩手・愛知・鳥取・鹿児島等からであった。1月上中旬の入荷量は前月から40%減少し、前年同月から43%減少した。価格は前月の10%高、前年同月の38%高であった。
例年1月以降に三陸~常磐沖で南下群の水揚量が増加するものの、低調に推移していることから、東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。
さば類は、まき網では、常磐沖、銚子沖、静岡~高知沖、山陰沖、九州対馬沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。常磐~銚子沖では、さば類を中心とした漁獲がみられ、銚子の1月の水揚量は5,200トンと、前月、前年同月を上回った。山陰沖、九州対馬沖では前月に引き続き、まさば主体に漁獲され、両海域ともに魚体は200~300g台主体であった。また、三陸沖では底曳網による漁獲がみられたほか、三陸沿岸や富山湾では定置網、伊豆諸島水域ではたもすくい網による漁獲がみられた。
1月上中旬の水揚量は16,900トンで、前月から46%増加し、前年同月から29%増加した。価格は237円/kgで、前月の27%安、前年同月の39%高であった。
消費地(東京)におけるさば類の入荷先は、まさばは長崎主体に宮城・千葉等から、ごまさばは千葉・静岡・三重等からであった。1月上中旬の入荷量は前月から19%減少し、前年同月から34%減少した。価格は前月の3%高、前年同月の45%高であった。
今後も山陰沖、東シナ海を中心とした漁獲が続くと予想され、東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。
小型いか釣漁はTAC超過による操業停止が続いている一方で、岩手県や富山湾の定置網、三陸の底曳網で水揚げがみられた。
中型いか釣り船(船凍)は、年により三陸沖でむらさきいか漁(冬季操業)を行うが、今期は実施せず、山陰~対馬沖でするめいか漁を行った。
1月上中旬の生鮮するめいかの水揚量は175トンで前月から80%減少し、前年同月から6%増加した。価格は1,271円/kgで、前月の9%高、前年同月の31%高であった。
消費地(東京)におけるするめいかの入荷先は、富山主体に岩手・新潟等、活物は千葉・静岡・和歌山等であった。1月上中旬の生鮮するめいかの入荷量は前月から51%減少し、前年同月から17%減少した。価格は前月、前年同月並みであった。
全国的に産地の水揚量は低調に推移すると予想され、生鮮物の東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。冷凍物は、入荷量は横ばい、卸売価格は高値・横ばいで推移すると見込まれます。
まあじは、まき網では銚子沖、三重~高知県沖、山陰沖、九州対馬沖、九州西岸(長崎、鹿児島)等で漁獲された。九州を中心に水揚げがみられたものの、さば類主体の漁獲だったことから、まあじは低調に推移した。また、前月に引き続き、少量ではあるものの、三陸の底曳網と定置網による漁獲がみられた。
1月上中旬の水揚量は830トンで前月から61%減少し、前年同月から5%増加した。価格は328円/kgで、前月の18%高、前年同月並みであった。
消費地(東京)におけるまあじの入荷先は、中あじは三重・鳥取・高知・佐賀・長崎等、中小あじは 千葉・長崎等、小・豆あじは三重・徳島等からであった。1月上中旬の入荷量は前月から41%減少し、前年同月から55%増加した。価格は前月の30%高、前年同月の16%安であった。
今後も山陰や九州を中心に水揚げされるものの、引き続きさば類主体の漁獲となると予想され、東京への入荷量は横ばい、卸売価格は横ばいで推移すると見込まれます。
(水産情報部)