11月1~27日の生鮮マアジの水揚量は、前年同期比17%減の3131トンだった。同月の主要港における水揚げ日数は前年同月とほぼ同じ。千葉の銚子や長崎の松浦は前年同月を上回るが、鳥取の境港や長崎は下回る。
11月1~27日の主要漁港別水揚量は、松浦が前年同期比11%増の868トン、島根の浜田が10%増の137トン。銚子は前年同期の29トンを大きく上回る915トンを記録し、唐津も203トンと前年同期48トンから伸長した。
一方、境港は73%減の381トン、長崎は44%減の370トンだった。対馬漁場のサイズ組成について日や船によってのばらつきが非常に大きい。
1~10月の累計水揚量は前年同期比11%減の4万729トンと前年をやや下回る。松浦は11%増の1万3304トン、長崎は14%減の8747トン、唐津は13%増の6280トン、境港は38%減の2959トン。銚子は124トンで、前年同期の1223トンを大きく下回る。
水産研究・教育機構が発表する対馬暖流系群の漁況予報(11月~3月)は、東シナ海は「沖合域の来遊量は前年を上回り平年並み、沿岸域は前年・平年並み」。日本海は「前年・平年並み」となっている。
(みなと新聞取材)