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2025年09月29日
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生鮮ブリ 8月水揚量4割増

銚子5倍1000トン

8月における生鮮天然ブリ(イナダ、ワラサを含む)の巻網を中心とした全国主要港水揚量(速報値)は前年同月比44%増の3724トンと増えた。漁港別で銚子(千葉)が4・9倍の978トン、石巻(宮城)が5・7倍の228トンと伸長した。

同種における水揚げデータのカバー率は巻網を中心に4割程度。定置網は大部分が含まれていない。

境港(鳥取)が33%増の609トン、長崎が3・1倍の220トン。岩手では山田が3倍の239トン、普代が3・9倍の210トンと伸長した一方で、大船渡が12%減の300トンにとどまった。

8月は山陰沖の巻網で4~5キロのワラサ主体に、7~9キロのブリや1~2キロのハマチ、1キロ以下のツバスを漁獲し好調。太平洋側では犬吠埼―房総半島沖の巻網でワラサやイナダなどの漁獲が続いた。

三陸は定置網でイナダ主体に好調な漁獲が続き、八戸沖では巻網でイナダの漁獲もあった。今後については、冷水が強くなる10月以降にブリの南下が本格化するのではないか。

(みなと新聞取材)

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