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2025年08月07日
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vol.1375 記事一覧

生鮮マアジ 7月入り石巻まとまる

松浦も23日までに前月超え

生鮮マアジの水揚げが順調だ。全国主要港の1~23日の水揚量(速報値)は前年同期比51%増の2487トンとなった。主要港の松浦(長崎)や石巻(宮城)などで水揚げがまとまった。平均浜値は前年同期比3割安のキロ275円となった。

石巻は428トンを水揚げし、昨年7月累計の366トンを超えた。宮城県水産技術総合センターによると、仙台湾の大型定置網で1尾25~30センチ(200~300グラム)サイズを漁獲し、鮮魚出荷に仕向けられる。

同センターは「7月に入って漁獲が増えてきた」と指摘。「今年は2~6月上旬まで冷水が入り込み、温かい水を好むマアジの来遊が遅れていた。海水温の上昇で北上した群れを漁獲している」と説明する。「宮城は7~8月に漁獲がピークを迎える」とし、今後も水揚げが続くとみる。

西日本でも水揚げが続いた。長崎は7%減の625トンだったが、松浦は749トンを記録して前年同月累計の576トンを超えた。

長崎の1~6月累計のマアジ水揚量は前年同期比17%減の5459トン、松浦は12%増の9687トンを記録している。

(みなと新聞取材)

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