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2025年02月21日
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生鮮ブリ 1月境港水揚量96%減

西日本サバ狙い中心で

1月における生鮮天然ブリ(イナダ、ワラサを含む)の全国主要港水揚量(速報値)は前年同月比71%減の437トンだった。漁港別で境港(鳥取)が96%減の30トン、長崎が30%減の35トンと減少。西日本はサバが獲れているので、ブリをあえて漁獲する必要がない。

一方で、気仙沼(宮城)は8倍の24トン、女川(同)は5倍の37トン、銚子(千葉)は12倍の196トンと増えた。三陸は小型のブリが多い。銚子沖はマイワシ主体でサバがいないので、狙いを変えたのではないか。

なお、同種における水揚げデータのおさかなひろばのカバー率は巻網を中心に4割程度。主要漁場である北陸の定置網の大部分が含まれていない。

北陸各県によると、1月の水揚量は富山が17%減の235トン、新潟県両津湾が76%減の18トンと減少。石川県は1月3日~2月1日の30日間で前年同期比27%減の316トンと減った。福井や京都は好漁だったようだ。若狭湾沖の冷水の勢力が強くブリが西寄りを南下したからではないだろうか。

(みなと新聞取材)

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