トピックス

2024年12月11日
トピックス一覧
最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.1338 記事一覧

生鮮ブリ 日本海で大型魚漁獲

11月は境港水揚量2.8倍

11月の全国主要港での生鮮ブリ(イナダ・ワラサ含む)の水揚げ(速報値)は前年同月比4%多い3051トンで、うち最多は鳥取・境港の1030トン(前年同月の2・8倍)だった。主体は巻網物で、(比較的小さな)ワラサ級・ハマチ級主体でブリ級・ツバス級が混じった。12月の境港はしけが多く、低調ながら魚体はブリ級主体でワラサ混じりと大型化している。

おさかなひろばの天然ブリ類全国水揚量データは巻網が中心で、カバー率は全体の4割ほど。近年の主要漁場である北海道の水揚量が含まれていない点、速報値のため一部漁港の数量が反映されていない点に注意が必要となる。

集計外の新潟・佐渡、富山・氷見、石川・宇出津、福井県(美浜)、京都府(舞鶴)など日本海側の定置網では12月に入り、7~10キロのブリ銘柄が獲れている。岩手・宮古、釜石、大船渡、宮城・石巻の三陸の定置網では0・5~2キロの0歳魚主体で漁獲がある。

今後3月まで、兵庫―新潟については水産研究・教育機構などが漁況予報を発表している。0歳魚の来遊は前年以下だが、2歳以上は例年並みを見込む。

(みなと新聞取材)

このページのトップへ
続きはこちらから