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2024年04月09日
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生鮮ブリ 長崎水揚量4割減900トン

3月

3月におけるブリの水揚量は巻網で減少した。3月の生鮮天然ブリ(イナダ、ワラサを含む)の全国主要港水揚量(速報値)は前年同月比44%減の1573トンと減少した。なお、この数字には北陸などの定置網の水揚量は含まれていない。

3月の巻網の主漁場は九州西沖で、産卵のために集まった7~10キロの大型魚を漁獲。水揚量は長崎が43%減の932トン、松浦(長崎)が69%減の68トンと大幅に減少した。漁場が近いサバやマイワシ狙いの操業が多く、漁場が遠いブリを狙う船が少なかったのではないか。

定置網主体の各県の発表によると、石川は2月23日~3月23日の30日間で前年同期比6%増の108トンと増加した。一方で、三重は3月2~29日で4割減の158トン。富山は3月が前年同月比42%減の73トンと減少した。

北陸の定置網については、盛漁期は12月~翌2月のため、今後水揚げはさらに減るだろう。三重県や和歌山県については4~5月が盛漁期であろう。

(みなと新聞取材)

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