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2024年04月03日
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生鮮マアジ 松浦水揚量3割増

3月1~28日 九州主要3港で8割占める

3月の生鮮マアジ水揚量は28日時点で前年同期比17%増の2870トンだった。松浦(長崎)、長崎、唐津(佐賀)の九州主要3港が2468トンと全体の8割超を占めた。

同日時点の主要港水揚量は、松浦が前年同期比33%増の1226トン、長崎が28%減の628トン、唐津が42%増の614トンだった。大中型巻網の主漁場である対馬海流の体長組成は、測定したロットによりばらつきが多いものの、昨年よりは小ぶりである。26センチ以上の3歳魚以上(年初に加齢)が少ない組成となっている。

3月は前年同月並みの水揚量で推移しているが、2月は前年同月比で4割ほどの水準となる2339トンにとどまった。2月は生鮮サバ類が前年同月の2倍の水揚量を記録。2月はサバ類を狙った操業が多かったかもしれない。

水産研究・教育機構は3月26日に対馬暖流系群の長期漁況予報を公表した。東シナ海の来遊量は「沖合域、沿岸域とも前年、平年を下回る」と予想。日本海は「前年並みで平年を下回る」とした。2023年級群の豊度は22年級群を下回るとみられる。

(みなと新聞取材)

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