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2024年03月21日
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生鮮釣カツオ 2月水揚量5割増

鹿児島4倍の380トン

全国主要漁港における2月の生鮮釣カツオの水揚量は前年同月比48%増の625トンだった。鹿児島や千葉・房州勝浦を主体に水揚げがあった。

主な漁港別の水揚量は鹿児島が3・8倍の379トン、房州勝浦が8%減の168トン。主な漁場は房州勝浦が硫黄島周辺、鹿児島が南西諸島周辺となった。

漁場については、近年1~3月は南西諸島周辺の海域が漁場になることが多い。黒潮周辺で海水温が高くカツオがこの時期にも分布していることや、餌のイワシが九州周辺で調達できることが要因と考えられる。

3月1~13日の全国主要港の累計水揚量(速報値)は前年同期比71%減の192トンだった。平均漁獲量が昨年ほどではなく、現時点での漁場への来遊量は昨年より少ないのではないか。ただ、日本近海の水温が高く、漁場となる伊豆・小笠原周辺もカツオが分布できる20度以上ある海域が多いことから、今後についてはカツオが来遊しやすい漁況となるであろう。

(みなと新聞取材)

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