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2024年02月20日
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生鮮ビンナガ 紀伊勝浦水揚げ3割増

2月前半

全国主要漁港における生鮮ビンナガ水揚量(速報値)は1月に前年同月比26%増の1910トンとなった。近年の中では好調で過去5年平均比12%増の水準に当たる。

最も水揚量が大きかった和歌山・紀伊勝浦が前年同月比6%増の855トンとなった。千葉・銚子が2・2倍の515トン、宮城・塩釜が42%増の317トンで続いた。

2月1~15日も水揚量は前年を上回る水準で推移している。全体では前年同期比16%増の1040トンになった。うち、水揚量が最も大きかった紀伊勝浦は31%増の638トンとなり全体をけん引している。1~2月にかけて水揚げサイズは10キロ台が主体だった。前年同期は10キロ以下の割合も多かったが、今年は少ない。

その他の水揚げ港は銚子が6%減の199トン、塩釜は39%減の89トンで続いた。

暖水性であるビンナガに対して、和歌山周辺の水温は平年よりも低いが、今後について黒潮系の暖水が接岸すれば漁獲が続く可能性がある。

(みなと新聞取材)

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