トピックス

2023年12月19日
トピックス一覧
最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.1266 記事一覧

生鮮サバ 水揚げ半減8000トン

1~14日 海洋熱波で銚子が不振

全国主要漁港における12月1~14日のサバ類(マサバ・ゴマサバ含む)の水揚量は前年同期の半分近い7988トンとなった。日本海・東シナ海は前年同期以上の水準の水揚げがある傾向もみられたが、太平洋側が前年同期を下回った。

うち、太平洋側の最大の水揚げ港の千葉・銚子は前年同期の4割強に当たる1333トンだった。従来は冬季を中心に巻網漁による水揚げが多かったものの、2022年から続く海洋熱波の影響などで不漁になった。年報による前年12月の水揚量は4563トンと18~21年平均比で85%減だった。今年はさらに前年を下回るペースで推移している。

宮城・石巻は底引網が主体であり、海洋熱波の影響が銚子より少なかった。しかし巻網の水揚量が減少し、11月も12月上旬現在も不漁になった。同港における1~14日の水揚量は前年同期比77%減の1277トンになった。

今月中旬以降や来年1月も現状と同じ状況が続く見込みである。

(みなと新聞取材)

このページのトップへ
続きはこちらから