11月1~20日(上~中旬)の全国主要漁港における生鮮マアジの水揚量(速報値)は前年同期比15%減の2362トンと減少した。
11月の主漁場は山陰や東シナ海(九州西沖)で、巻網が漁獲。上~中旬における漁港別の水揚量は銚子(千葉)が151トン(前年同期はゼロ)だったものの、その他の多くの主要漁港で減少した。
山陰の境港(鳥取)は20%減の668トン、浜田(島根)は81%減の47トンと減少。九州では長崎が19%減の635トン、松浦(長崎)が17%減の502トンと前年割れとなった。唐津(佐賀)は数量自体は多くないが、4・3倍の146トンと増加した。
全国の平均浜値は11月上旬(1~10日)が5%高のキロ300円、同中旬(11~20日)が57%高の299円と前年を上回った。
今後については東シナ海で10~19センチの0歳魚や19~24センチの1歳魚を主体に、24センチ以上の2歳魚以上も漁獲されそう。日本海では16~24センチの1歳魚を主体に、10~16センチの0歳魚や24センチ以上の2歳魚も獲れる見込みだ。
(みなと新聞取材)